アレルギーという言葉は、最近ではすっかり耳慣れてしまいましたが、厚生労働省が以前に行った調査では、国民の3人に1人は何らかのアレルギー症状を有しているという結果が出ています。
いつ頃からアレルギー性の病気がクローズアップされてきたのかは、あまり定かではありませんが、どうも私たちの生活が豊かになっていくのと並行して、増加してきたようです。
住宅環境がよくなった反面、居住空間の気密性が高くなり、エアコンの使用やじゅうたんの利用などで室内がダニやカビの温床となり、アレルギー症状の原因となっています。また、食生活の変化や食品添加物の継続的な摂取、車の利用による運動不足や体力の低下、さらには仕事や日常生活でのストレスも少なからず関係しているようです。
アレルギー性の病気はとても厄介なものが多く、真の原因が何かを断定することが難しく、またどのような治療法が良いのか意見の分かれることも少なからず耳にします。管理人の体験でも、子供のアトピー性皮膚炎の診察で、皮膚科と小児科では対処の仕方が根本的に違っていることに戸惑いを覚えた記憶があります。
いずれにしろ、日常生活も含めて長期的な観点から病気と向き合っていくことが結果的にはいちばんの近道のような気がします。
また、アトピー性皮膚炎などをはじめとして、現在のところ、短期間で完治する特効薬もないようです。
そのような人の弱みにつけこんで、効果に疑問のある療法を実践させたり、高額な商品を売りつける商法も後を絶たないようです。
今の世の中は、様々な情報が錯綜しています。その中で、何が正しくて、何が必要ないことなのかを判断するのは、最終的には自分です。
そのためには、必要最低限の知識も持っておくことも大切です。
当サイトでは、アレルギーに関する基本的な情報を掲載していますので、何か疑問のあるときに参考にしていただければと思います。
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